IT業界では転職が珍しくありません。その理由としては、ITエンジニアは種類が多いため、企業によって就ける仕事とつけない仕事があり、スキルの向上や待遇面の向上などキャリアアップの実現のために転職が必要になることも多いからです。
このような事情からIT業界では転職の回数がマイナスに捉えられることが少なく、むしろスキルや経験が重視される傾向にあります。
面接で退職理由を聞かれたらスキルアップやキャリアの理想の実現などポジティブに答えるようにし、転職経験が数度あれば退職理由に統一感を持たせるとよいでしょう。
IT業界への面接の際よく聞かれる質問があります。未経験者にたいしては前職でのパソコン操作の経験やIT業界で有利な資格の有無、資格取得の意思について、今後のキャリアプランなどです。
これらの質問から、企業は転職希望者のITの技術・知識のレベルやIT業界に対するイメージのギャップを捉えようとしていると考えられます。育てるための時間を知り、イメージのギャップによる退職を防ぐためです。未経験でも、仕事の内容や必要な資格などを確認しておく必要があるでしょう。
経験者に対しては、使えるOSやコンピュータ言語の種類、仕事の成功談・失敗談、システムを構築する上でのポリシーなど実務経験を聞かれることが多いです。自分のスキルや経験をまとめておきましょう。
自分の性格や面接官のイメージ、長期間働く意思の有無など、ITとは関係のない質問にも備えておかなければなりません。面接は応募者が会社を見極める場でもあります。わからないことは積極的に質問することが転職の成功につながります。